私は50代で派遣デビューを果たしました。40代までは近所でパートをしていましたが、子どもが大きくなり、体も健康になっていたため、派遣という新しい働き方にチャレンジしました。
以前は自転車で通える距離で、時間も短く103万円に収まるように働き、扶養に入っていました。ゆるく働いていたのですが、パートをしながら派遣で仕事探しをしていたところ、とんとん拍子に派遣の仕事が決まりました。コロナ前だったかもしれませんが、それでも仕事が見つかったことは幸運だったと思います。
派遣のメリットは、何と言っても時給が高いことです。派遣の方がパートよりも1.5倍程度高いことも多く、週5勤務であれば扶養を抜けることができます。稼ぎたい分だけ働けるため、収入面でのメリットは大きいです。また、派遣で働くことで厚生年金にも加入できるため、将来的に年金受給額が増える可能性もあります。
一方、派遣のデメリットは、いつ切られるか分からないということです。更新をしてもらえないこともあり、派遣は同じ部署で3年しか働けないという謎の「派遣3年ルール」があります。50代であれば、このルールが適用されると長期的な雇用が困難になるため、将来の安定性に不安を感じることもあります。
ただし、派遣で太く短くでも働く価値はあります。派遣で働くことで得られるメリットが大きいため、デメリットを上回る場合もあります。自分にとって何が重要なのかを考え、将来に向けた選択をすることが大切です。
私自身も、派遣で頑張って働き、パートに戻るかもしれません。ただし、その間に得たスキルや経験は今後の就職活動にも役立つと考えています。派遣で働くことは、自分自身を高めるチャンスでもあります。50代での派遣デビューは、正直言って遅いとも言えますが、それでも挑戦することは決して遅すぎることではありません。年齢を重ねるにつれて、就職活動が難しくなることもある中、派遣で働くことで新たな可能性を見出すことができます。自分に合った働き方を見つけ、将来に向けてステップアップするために、派遣で働くことも一つの選択肢として考えてみてもいいと思います。